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【福島良一 メジャーの旅】アトランタを愛していた…パンチョさんも天国で喜んでいるはず ブレーブス26年ぶり世界一 (1/2ページ)

 ワールドシリーズ(WS)はブレーブスが26年ぶり4度目の世界一。歓喜の瞬間、真っ先に思い浮かんだのはパンチョさんのことだった。ブ軍の本拠地アトランタをこよなく愛していたからだ。

 1876年、ナ・リーグ創設と同時に加盟。当初は米東部ボストンを本拠地としていたが、1953年に中北部ミルウォーキーへ移転。さらに20世紀に入り初めて2度の本拠地移転を行うチームとして、66年南部アトランタにやってきた。

 南部最大の都市アトランタと言えば、映画「風と共に去りぬ」の舞台として有名。かつて、デルタ航空機があの“赤い大地”に着陸するとき、機内には「タラのテーマ」が流れた。もう、それを聴いただけでパンチョさんは感激したと言う。

 と言うのも、パンチョさんは「風と共に~」が大好きで、何度も一緒に映画館へ見に行った。だから、77年に宝塚歌劇の月組で同演目を初演。しかも“彼女”が主人公の一人、メラニー役を熱演。あのときほどうれしそうな表情はなかった。

 少し前置きが長くなったが、そのアトランタでブ軍の黄金時代が到来。91年に前年最下位からリーグ優勝して以来、北米4大プロスポーツ史上最長となる14年連続地区優勝。95年には悲願の世界一となり、南部に初の栄冠をもたらした。

 当時、ネット裏では地元出身のジミー・カーター元大統領夫妻、「ケーブルテレビの帝王」と呼ばれたテッド・ターナー・オーナー、女優のジェーン・フォンダ夫人がそろって観戦。名物「トマホークチョップ」の応援が秋の風物詩にもなった。

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