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求心力失墜のまま…阪神、CS終戦 来季も矢野監督で希望はあるか ベテラン勢のフォローできず、助っ人は造反 (1/2ページ)

 阪神は7日、巨人とのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第2戦(甲子園)で2連敗を喫し終戦を迎えた。レギュラーシーズンは前半戦に首位を独走しながら16年ぶりのリーグ優勝を果たせず、11ゲーム差をつけた宿敵にポストシーズンで完敗。3年契約最終年の矢野燿大監督(52)は、用兵を巡る選手へのフォロー不足からベンチ内に生じた不協和音を解消するために、是が非でも必要だった“結果”を残すことができなかった。求心力が失墜したまま単年契約で指揮を執る来季、前途は多難としか言いようがない。 (山戸英州)

 つかみかけたリーグVを最終盤で逃したうえ、14年ぶりにシーズンで勝ち越した巨人に本拠地で1勝もできず、何も手にできないまま終戦。甲子園に詰めかけたファンの失望は深く、試合後のスタンドからは「矢野辞めろ!」「ふざけんな!!」と罵声も飛んだ。敵将の原監督に握手を求められ、頭を下げた矢野監督は「チーム力は上がったが悔しさも大きい。もっと(練習を)やらないといけない」と雪辱を誓い、「僕自身の成長も必要」と自らの至らなさにも言及した。

 将の器に関しては、チーム内でも疑問の声がある。特に問題視されているのが、プロで実績を重ねたプライドを持つ選手へのフォローのなさだ。起用法に気を遣うベテラン勢をうまく操縦することができず、球団フロントを汚れ役に次々とクビを切ることで、勝負の3年目の指揮態勢を整えたものの、今度は頼みの綱の助っ人勢が造反した。

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