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巨人が連勝 ベンチの差が出たセ・リーグCSファーストステージ 2カ月間の徹底分析で阪神を丸裸に

 今季借金「1」の巨人が貯金「21」の阪神を2連勝で撃破。11ゲーム差の下克上は、ベンチの経験値の差がなせる業だ。

 今シリーズの流れを決めたのが、前日6日の第1戦で先制に成功した直後の5回の守りだ。先頭マルテの安打で無死一塁から、糸原にカウント1-0からヒットエンドランを仕掛けられたが、菅野-小林のバッテリーは大きくウエスト。小林はマルテを悠々のタイミングで二塁で刺し、反撃の芽を摘んだ。

 元木ヘッドコーチは「あれは(小林)誠司よ。誠司が『何かおかしいと思ったから外しました』って。あいつのファインプレー」と持ち上げたが、言葉通りには受け取れない。現に阪神側はサインを読まれたと受け止め、この盗塁死以降は疑心暗鬼に陥ってベンチワークがフリーズした。

 原辰徳監督(63)は8月末時点でヤクルト、阪神とのCSをにらみ、担当者に対策の大号令をかけたという。チーム関係者は「徹底した分析に務めてきた、2カ月の積み重ねがあってこそ」と胸を張る。一方で自軍はCS直前に非公開練習を繰り返し、短期決戦用のサインプレーを確認。本番でも二塁に相手走者がいる際などは、バッテリー間のサイン交換に細心の注意を払った。

 秋の急失速で揺らいだ自信を敵陣を丸裸にした情報戦で取り戻し、10日からはCSファイナルステージ(神宮)でセ・リーグ王者のヤクルトに挑む。 (片岡将)

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