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ヤクルト・山田、待望の「キヨシ伝説」 やっと覚醒も次は苦手な寒~い神戸 15年は指導翌日に3打席連発の奇跡

 日本シリーズ第5戦で待望の1号アーチが飛び出したヤクルト・山田哲人内野手(29)。だが舞台を神戸に移す第6戦以降は、極めて不得意なプレー環境ゆえに活躍が不安視されている。

 戦前まで14打数2安打で打点ゼロ。「スイング自体は振れているが、ちょっと読みが違って、そういう運もないのかと思っていた」というが、この日の8回に放った同点3ランは「しっかりタイミングを取れたし、イメージ通り強い打球を打てた」とようやくお目覚めの気配を見せた。

 高津監督も「いい当たりが正面を突いたり結果が出なかったりで、モヤモヤしたものがあったかもしれないけど、これで気分が変わるんじゃないですか」と今後の爆発に期待を寄せるが、次戦からは山間部の屋外球場で開催。11月下旬のナイター時間帯は気温10度を切ると予想され、チーム内では周知の弱点として「特に山田は寒いのが苦手だからね」と首脳陣からも心配の声が上がる。

 そこで待望されるのが、評論家の中畑清氏(67)が呼び起こした奇跡の再現だ。山田が前回出場した2015年の日本シリーズで、第2戦翌日の移動日に福岡空港ででくわし熱血指導を施すと、山田は第3戦でシリーズ史上初の3打席連続本塁打を放ったのだった。

 今回も第2戦でテレビ東京の中継の解説を務めた中畑氏は、翌22日朝に新大阪駅で山田とニアミス。10分前に姿を見せたと知ると「テットはいないのか?」とホームをキョロキョロしたが、6年ぶりの熱血指導は幻に終わった。次のプレーボールまでに、2人が遭遇するチャンスは訪れるか。 (塚沢健太郎)

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