記事詳細

オリックス、四半世紀ぶりの日本一逃すも「大勢の応援」に手応え 「阪神より注目」で燃える来季

 四半世紀ぶりの日本一はならなかったオリックス。それでもナインは関西の絶対王者、阪神の牙城に風穴を開けた充実感を胸に来季へ向かう。

 ポストシーズンで早々に敗退した阪神を尻目に、オリックスは11月末までプロ野球ファンの注目を浴び続けた。在阪テレビ局のうち、25年ぶりのリーグ優勝時に特番を組んでくれたのはNHKのみだったが、クライマックスシリーズ(CS)突破後から扱いが激変。連日のように、山本由伸投手(23)や吉田正尚外野手(28)らが特集された。

 幻となってしまったが、逆転で日本一を決めた暁にはテレビ大阪が球場から「優勝特番」を生放送する準備を進めていた。同局関係者は「他局は視聴率などを考慮して(特番は)見送ると聞いていたが、うちは純粋に勝者を称えるのが筋という考えだ」と明かす。

 視聴率優先の民放局を動かした価値は大きい。選手たちも周囲の反応の変化に気づき始め、「今までチームも弱いから言えなかったが、阪神より注目されるなんて夢のよう」「こんな時期まで野球をやって正直疲れたけど、大勢のお客さんに応援されるのがいかに大事か身に染みた」と手応えを口にする。勝つことで得られるものの大きさを実感したナインは、早くも来季の連覇と悲願の日本一へ燃えている。 (山戸英州)

関連ニュース