“お得意さま”のDeNAに今季初戦も幸先よく競り勝った巨人。だが原辰徳監督(55)は締まらない守護神に不満だ。
延長10回に勝ち越し、抑えの西村を送ったが、先頭打者に四球。次打者を送りバント失敗の併殺に打ち取ったが、2死から再び安打を許すと、指揮官は怒りに顔をゆがめベンチを蹴り上げた。さらに2死一、三塁とピンチを広げ、試合は辛くも逃げ切ったが「セーブがついたということで。まあ反省、修正するところが出れば」と怒りをかみ殺していた。
今春のオープン戦で打球が西村の左胸を直撃した際も、気遣うどころか「練習を工夫する必要がある。抑えが簡単にバトンを渡してはいけない」と苦言。守護神に求めるものは高い。