二刀流大谷、ランクアップ 最強燕打線相手にギア使い分け

2014.05.30


大谷が12球団最強の燕打線に凄みをみせた【拡大】

 日本ハム・大谷翔平投手(19)は28日のヤクルト戦(神宮)に先発し、7回7安打&7奪三振2失点。勝利投手の権利を得てマウンドを降りたものの、後続が打たれ今季5勝目は逃した。

 とはいえ、相手は両リーグ断トツのチーム打率・291を誇る燕打線である。7回にはバレンティンに投じた122球目が、プロ自己最速タイの158キロを計測するなど、怪物ぶりをまざまざと見せつけた。

 今季投球回数は49回2/3に達し、規定投球回数(=チーム試合数の50)にはわずか1/3回届かなかったが、4勝1敗、防御率3・26は先発の柱として十分な数字。二刀流はまた1つランクを上げつつあるといえる。

 相手のヤクルト・杉村打撃コーチは試合前、「大谷攻略の糸口は2つある」とほのめかしていた。いわく「1つ、球種は少ない。速球、スライダー、フォークぐらい。緩急を使う投手ではない。2つ、データを見ると、あれだけ球が速い割に空振りが少ない。打席に立ってみないとわからないが、何らかの欠点があるのだろう」と。

 だが、19歳は相手の予測以上に、多くの引き出しを持っていた。

 7安打2点に抑えられた右腕に、杉村コーチは「もっと速球でどんどん押してくるという情報だったが、序盤は変化球が多くて面食らった。カーブも多投していた。フォークに落差があり、空振りもさせられたね」と首をひねりっぱなし。

 その上で「ピンチやバレンティンの打席となるとギアを上げるあたり、大投手の片鱗を見た。一流であることは間違いない」と認めた。それでも「攻略法も見えた。次に当たるときはやっつけたい」と付け加えることも忘れなかった。

 一流は、強い相手に刺激されてこそ実力を発揮し、さらなる進化を遂げる。12球団中最強のヤクルト打線の裏をかき「粘れるピッチングができたと思います」と手応えを得た大谷のこれからが楽しみになってきた。 (宮脇広久)

 

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