宿命のGT対決 V逸なら退任 夕刊フジ専属評論家・須藤豊氏

2015.01.05


原監督は“新勝利の方程式”の確立が急務【拡大】

 2015年シーズンで3年契約の最終年を迎える巨人・原辰徳監督(56)と、1年契約で続投した阪神・和田豊監督(52)。ともにリーグ優勝がノルマだが、敗れればその去就も危うくなる。2人の将の戦いを、夕刊フジ専属評論家の須藤豊氏が占った。

 原監督と和田監督。2人はともに15年シーズンでの勝敗に、今後の進退がかかってくるが、私はV逸したほうが退任になるとみている。

 【不安な山口】

 セ・リーグ3連覇中の原監督。現在の地位を築いた原動力は7回以降を投げる“勝利の方程式”だった。しかし14年の西村、山口、マシソンはそろって勤続疲労が目立った。その西村を15年から先発に転向させ、逆に球威はあるが集中力が続かず球数が少ない沢村を先発から救援に回すというが、未知数だ。

 さらに心配なのが、山口が復調しなかった場合だろう。今の巨人には代役は見当たらない。当然、補強が必要だが、球団は14年オフは目立った補強は行わなかった。せめて国内FA権を取得した日本ハムの左腕セットアッパー、宮西(チーム残留)の獲得を検討するべきではなかったのか。

 打線でポイントになるのは7番打者だ。14年は先発捕手が阿部だった試合では、8番に橋本が入って攻撃のアクセントになっていた。だが阿部の一塁コンバートにより、8番にはもっぱら次期正捕手の小林が入ることになる。計算できる打率が・220程度と考えると、その前を打つ7番が重要だ。相手チームが嫌がる選手という観点から、私は勝負強い長野を推したい。

 【楽しみな藤浪】

 14年オフの阪神は、ここまで補強にことごとく失敗。海外FA権を行使して米大リーグ移籍を目指す正遊撃手、鳥谷の去就がもはや15年を占う最大のポイントとなりつつある。14年は外国人が4選手とも活躍しており、新戦力でこれ以上のプラスは望めない。

 そんな中で、貴重な伸びしろとして楽しみなのは藤浪だ。3年目の右腕がエースに飛躍すると見込んで、思い切って若手に切り替えるか。それともベテランに頼るか。中途半端は許されない。和田監督は腹をくくって決断するべきだ。幸い阪神ファンには「生え抜きが育つためなら、ある程度の負けは仕方ない」という我慢強さが根底にある。

 その一方で、常勝軍団を愛する巨人ファンは「とにかく勝ってくれればいい」というのが基本スタンスだ。補強がうまくいかなかったからといって、それを理由に負け続ける姿を許してはくれない。「チーム解体」を掲げる原監督は、どう戦闘態勢を整えていくだろうか。

 

注目情報(PR)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。