常勝レオ軍団OBの4監督激突 “歓喜の美酒”に酔いしれるのは誰?

2015.01.05


工藤新監督には攻撃面での参謀が不可欠【拡大】

 2015年のパ・リーグはソフトバンク・工藤公康(51)、西武・田辺徳雄(48)、楽天・大久保博元(47)と3人の新監督が誕生。就任3年目のロッテ・伊東勤監督(52)を含め西武OBたちが指揮を執る。かつての常勝レオ軍団を支えた4人衆で誰が“歓喜の美酒”に酔いしれるのか−。

 【理論派】同一球団の4人のOBが、同じ年に監督を務めるのは80年を超えるプロ野球史で5例目(過去4度はいずれも巨人OB)。過去、優勝したチームを引き継いだ監督が連覇した前例は1度もない。工藤監督は就任1年目で、いきなり「連続日本一」の重い十字架を背負わされる。

 工藤監督は理論派でスタイルは寡黙な秋山前監督とは対照的だ。前指揮官は選手を“放し飼い”にして自由を与えた上で自覚させただけに、選手にスキルを求め過ぎると逆効果になりかねない。

 投手出身だけに投手の育成・起用には手腕を発揮しそうだが、野手については未知数。担当コーチとの意思疎通は重要で、攻撃の作戦面で参謀格が不可欠だ。

 だが、松坂、バンデンハークの加入で懸案の先発を強化。14年オフの大補強に成功したオリックスとの“一騎打ち”か。

 【我慢と粘り】かつての常勝・西武。14年は5位に低迷した。そんなチームを再建する田辺監督は、現役時代はいぶし銀の攻守が玄人受けした。指導者としても2軍監督をはじめ手腕には定評があり、14年中には辞任した伊原監督の代行として指揮を執ったが、15年も厳しい戦いを強いられそうだ。

 14年オフの補強戦線で球団は中島、小谷野獲得に失敗、目立った戦力の増強はない。指揮官としての環境は苦しい状況だ。だが現役時代は我慢と粘り強さを身上とした男だけに、この精神でひと泡吹かせる覚悟だ。

 【心理戦】伊東監督は正念場の3年目を迎える。1年目はチームを3位に押し上げたが、2年目の14年は4位。15年は真の手腕が問われる。現役時代は“レオの頭脳”として活躍。エースだった工藤監督とは勝つための駆け引きを共有してバッテリーを組んだ。初めての監督対決で2人の心理戦は見ものだ。

 【信頼が大事】大久保監督には逆風が吹いた。監督就任が発表されると地元ファンから反対の署名運動が起こった。過去のトラブルを知っているファンの思いは実に正直だ。選手にも信頼される求心力がなければ上位進出はないだろう。

 現役時代の西武では正捕手だった伊東監督の壁に阻まれ2軍生活を強いられた。田辺監督とは同学年の同期入団だが性格は真逆で“静と動”だ。

 15年は、この3人の監督が打倒・工藤ホークスを旗印にBクラスから大逆襲を期している。 (スポーツライター・梶原昌弥)

 

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