「100盗塁構想」は高望み? 阪神・和田監督、本当の狙いは

2015.03.08


上本は6日の西武戦で二盗に成功【拡大】

 阪神・和田豊監督(52)が掲げた「100盗塁構想」は現実味に欠けている。6日の西武戦(甲子園)までのオープン戦5試合で6盗塁と思惑通りのペースだが、マークが厳しい本番では走る機会が制限される。

 和田監督は具体的に鳥谷、上本、大和に、それぞれ30盗塁のノルマを課す。しかし、クリアできそうなのは昨年20盗塁の上本だけと見る。鳥谷はシーズン最多が2011年の16個、大和も13年の19個だ。

 阪神OBは今回の構想自体を素直に受け取らない。「赤星がいたころならともかく、100盗塁なんて無理と内心思っているのは監督自身。本当の狙いは走る意欲を高めること」。事実、昨年のチーム55盗塁は巨人の約半分で12球団最少。これではハッパをかけたくなるのも道理である。

 そもそも土のグラウンドの甲子園を本拠地にしているのがハンディキャップだ。人工芝と比べるとスタートを切った後にトップスピードに入りにくい難点がある。現に昨年も、最も試合数の多い甲子園でわずか20盗塁。上本、大和は甲子園より他球場での盗塁数の方が多かった。

 阪神にとって100盗塁がいかに至難の業かは、優勝した03年の115個が最後であることでも証明される。当時は5年連続盗塁王の赤星が健在、この年も61個とチームの半分以上を占めた。同じことを上本、大和に求めるのは無理な話だ。

 この際、高望みはやめて走塁術に磨きをかける方が得策だ。一塁走者が単打から三塁を奪う、足の遅い二塁走者でも単打で生還するといった抜け目のない走塁。的確な打球判断が必要だが得点率が上がるのは間違いない。 (スポーツライター・西本忠成)

 

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