球界の「何でもかんでも冷やす」に疑問 肘を守るヒントは“強靱リベラ” (1/2ページ)

2015.04.17


通算652セーブをあげたリベラは、試合後のアイシングは不要だった【拡大】

 息子が学校からもらってきたプリントに、プロイセンの政治家、オットー・フォン・ビスマルク(1815−98年)の言葉が引用されていた。

 「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」

 愚かな者は自分の狭い経験を基に行動するが、賢い者は過去の人々が積み重ねた多くの成功・失敗から学ぶ−。この言葉が目に留まったのは、サンケイスポーツ専属評論家の江本孟紀氏が3月10日付の紙面で、こう力説していたからだ。

 「今の球界には何でもかんでも冷やすという意識が強すぎる。そりゃ、医学では時代によって常識が変わるよ。それは認める。だけど、肩、肘の故障が増えたのは冷やすようになってから。歴史が証明しているじゃないか」

 筆者がアイシングに疑問を抱くようになったきっかけは、元ヤンキース投手のマリアノ・リベラだった。大リーグ歴代1位の通算652セーブを誇る守護神。登板した試合の大半はマウンド上でゲームセットを迎えているのに、クラブハウスから引き揚げる早さはトップ級だった。その理由を直撃すると、意外な答えが返ってきた。

 「基本的にアイシングをしないで帰るから早いんだよ。冷やすと筋肉が硬くなって、回復が遅くなる気がするんだ」

 リベラは19シーズンで歴代4位の1115試合に登板。2013年限りで引退するまで、右腕のケガでの故障者リスト(DL)入りは2002年の右肩痛による15日間だけで、右肘痛では1度もなかった。体質やフォームだけが要因とは思えない。

 

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