来季監督問題に対極方針 保留巨人対DeNA続投 Vへの刺激剤

2015.07.23


中畑監督は早くも来季続投要請を受けている【拡大】

 大乱セが展開する中、リーグ4連覇を目指す巨人と17年ぶりの優勝を狙うDeNAが、来季監督問題に関し、対極の姿勢を打ち出している。

 今季で原辰徳監督(57)の契約が切れる巨人は、白石オーナーが「(去就は)シーズンが終わってから」と明言。DeNAは南場オーナーがすでに中畑清監督(61)へ正式に続投要請したと明かしている。

 表面上は全く対極。だが、実は大乱セを制するための刺激剤という意味では共通している。

 「常勝」が宿命づけられている巨人とすれば、リーグ4連覇は最低限のノルマに過ぎない。一昨年、楽天に日本シリーズで敗れ、昨年はクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージで阪神に4連敗。原監督に求められているのは3年ぶりの日本一奪回だ。「巨人の優勝はリーグ優勝ではなく日本一」というのは、V9時代から継続している不文律だ。

 白石オーナーは、故障者続出などで貧弱ぶりを呈している打線のやりくりに頭を悩ます原監督に「よくやっている」と理解を示している。去就には「シーズンが終了してから」とするのは、改めて原監督ら現場へのシリ叩きと言えるだろう。

 白石オーナーのムチ作戦と対照的に、南場オーナーはアメ作戦だ。大乱セのおかげで17年ぶりリーグ優勝へ千載一遇のチャンスが巡ってきている。「最終的な順位に関係なく続投してほしい」という中畑体制への全面支援発言で、現場をさらに乗せようという遠謀深慮が見え隠れする。

 昨季まで3年連続Bクラスだった指揮官は、自らの立場を誰よりも熟知している。今季は最悪でも3位に入り、CS出場が来季続投の条件と考えている。異例の早期続投要請に「うれしい」と素直に喜びながら「すべてこれからの戦いだ」と気を引き締めている。

 巨人とDeNAのムチとアメ作戦、どちらが奏功するのか。それとも他球団が「沈黙は金」の結果を出すのか。 (江尻良文)

 

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