【迷走する怪物 松坂大輔密着レポート】「復活」の判断まだ早い 「無理してアピール」のクセ

2016.02.19

松坂の調整は順風のようだが、ペース配分にご用心
松坂の調整は順風のようだが、ペース配分にご用心【拡大】

 右肩の故障から復活を目指すソフトバンク・松坂大輔投手(35)が、宮崎キャンプで驚異的なペースで調整中だ。

 「すぐにゲームで投げられる状態です」

 そういいきる右腕は、16日には今キャンプで初めてフリー打撃に登板。昨年5月20日のウエスタン・リーグ、オリックス戦以来約8カ月ぶりの打者を相手に35球。5種類の変化球にも切れがあった。

 投球を見守った工藤監督は「(この先も)いい調整をしてくれれば」と笑顔で話している。

 今後のクールでは100球以上の投げ込みや、実戦形式での投球など、ギアをあげていくことが予想されるが、こんなに飛ばして大丈夫なのかと心配になる。実際、この順風満帆な調整ぶりには、危険が潜んでいるのだ。

 ある西武OBは「これ以上、飛ばし過ぎるとヤバイ。彼は体が頑丈なので100球以上の投げ込みも簡単にこなすが、無意識に肩以外の部位に負担が及ぶことを忘れてしまう。そこを踏まえないと必ず反動が出る」と警鐘を鳴らすのだ。

 松坂と親交のある球界関係者も「故障から復帰したときに限って、昔から無理しちゃうタイプ。しかも去年、失敗しての今年だからね。首脳陣に回復ぶりをアピールしている姿を見るにつけ、心配で仕方ない」と眉をひそめる。

 また、宮崎キャンプで松坂の投球を視察した他球団スコアラーは冷淡に分析する。「下半身をうまく使っているが、ブルペンでは時おり左肩の開きが早くなったり右肩が下がったりしている。実際にオープン戦などで投げてみないと判断は難しい。復活したと思うのは時期尚早でしょう」と、実に手厳しい。

 調子を上げている中で見え隠れする不安要素。復活ロードでの加速を強めようとしている松坂にとって、まさに油断は大敵だ。 (スポーツライター・梶原昌弥)

 

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。