ファンの審判は? 「野球賭博」「円陣金銭授受」問題 注目されるペナント開幕後の出足

2016.03.23

野球賭博の全容解明を目指す熊崎コミッショナーは、ファンの支持を集められるのか
野球賭博の全容解明を目指す熊崎コミッショナーは、ファンの支持を集められるのか【拡大】

 プロ野球のオープン戦が21日で全日程を終了。25日からペナントレースが始まるが、開幕前にトラブルが続出中。巨人4投手の野球賭博への関与、さらに巨人を含めた7球団での円陣での金銭授受の発覚。ファンはどんな審判を下すのか。

 現段階では野球賭博問題は巨人内に限定されている。だが、さらに発覚した円陣問題では球界に火の手が拡大。セ・リーグでは巨人に続き阪神、広島。パ・リーグでも西武、ソフトバンク、楽天、ロッテと12球団中7球団で金銭授受が行われていたことが判明した。

 とはいえ、野球賭博が反社会的な組織との関わりが問題視される一方で、チーム内のご祝儀的な意味合いが濃い円陣での金銭授受は、本質的に一線を画すべき問題だ。ソフトバンク・王球団会長が「金銭授受という言葉はきつすぎる。今後、使ってほしくない」と報道陣に自粛を求めたのも仕方がないことだろう。

 世論も分かれている。「円陣のようなことが賭けへの感覚をマヒさせ、野球賭博の温床になる」「いや、野球賭博が問題なので、お金絡みだからといって一緒くたにしたら、本質がぼやけてしまう」と真っ二つだ。

 だが、今回の野球賭博は、かつて日本プロ野球界を存亡の危機に陥らせた昭和の八百長騒動「黒い霧事件」以来の危険性をはらんでいる。それだけに熊崎コミッショナーが「野球協約違反ではなくとも、円陣などでの金銭授受は野球賭博の温床になりかねない」と判断し12球団に通達、禁止することになったのだ。

 全球団が順守を誓っているコミッショナー通達に対し、ファンはどういう反応を示すのか。「球界浄化」として認め、開幕したペナントレースへ大勢が足を運ぶのか。それとも出足が鈍るのか。

 野球賭博、円陣問題のペナントレースへの影響度が、改めて注目される。 (江尻良文)

 

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。