復活を信じ“由規タクシー”を走らせ続けてきた佐藤家の深い家族愛 (1/2ページ)

2016.07.26

粘投の由規はつば九郎の祝福を受けた
粘投の由規はつば九郎の祝福を受けた【拡大】

  • <p>ウイニングボールを父・均さん(左)と母・美也さん(右)に贈った</p>
  • <p>ボンネットに「11」をあしらった“由規タクシー”</p>
  • <p>“由規タクシー”車内には直筆サインなども飾られている</p>

 右肩の故障から復帰したヤクルト・由規投手(26)が24日・中日戦(ナゴヤドーム)で6回途中4安打5四球2失点と粘投。2011年9月3日・巨人戦(神宮)以来実に1786日ぶりの白星をあげた。13年に肩にメスを入れ、今季途中まで育成選手に降格しながら奇跡の復活を遂げた舞台裏には、父、母、兄、弟との深い家族愛がある。仙台市でタクシー会社を経営する父・佐藤均さん(55)は、息子がリハビリ中だったころもボンネットに背番号『11』を描いた“由規タクシー”を走らせ続けてきた。 (宮脇広久)

 5年ぶりに1軍で白星をあげて臨んだヒーローインタビュー。スタンドから大きな声援が飛んでくる中、由規は淡々と振り返った。

 「試合が終わった瞬間は、素直にホッとしました。今こうしてファンのみなさんの前でしゃべっていて、少し感極まっています」

 2007年高校生ドラフトで、ヤクルトに1位指名された際の会見で家族に感謝しながら号泣。『泣き虫王子』の異名が付いたが、そんな右腕らしからぬ冷静な表情だ。

 だが、ナゴヤドームを後にする直前、仙台市から観戦に訪れた両親と対面。母・美也さん(56)にウイニングボールを手渡したとき、ついに両目が“決壊”した。

 「この5年間、なかなかいい思いをさせられなかったので…。やっと勝ったところをみせられてうれしい」。言葉はかすれ、おえつを漏らし、左手で口を覆った。

 無理もない。由規の家族は周囲から“チーム佐藤”と呼ばれるほど結束が固い。それだけに右肩にメスを入れてからの5年間、一家はイバラの道を歩んでいた。

 父・均さんは、由規を含めた3人の子供たちが野球の道に進むと、出場したほとんどの試合に足を運び声援を送った。一方で仙台市で従業員28人を抱える有限会社『宮城観光タクシー』を経営。由規のプロ入り後はボンネットに『11 YOSHINORI』と描いたタクシーを走らせ、車内には息子の直筆サインや野球カードを飾っている。

 

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