■メジャー情報 29日(日本時間30日)
マーリンズのイチロー外野手(42)はニューヨークでのメッツ戦に「6番・右翼」で出場して4回に左前打、8回に中二塁打を放ち、首位打者を5度獲得したウエード・ボッグスを抜いて歴代単独27位の通算3011安打とした。この日のイチローは4打数安打1得点だった。
2試合連続で先発し、4回の2打席目に詰まりながらも内角の速球を左前に運んだ。さらに両軍無得点の8回にはボール気味の低めをすくい上げ、中二塁打で出塁し、後続の適時二塁打で先制のホームを踏んだ。
また、4回の左前打の後には二塁へ今季10個目の盗塁を決め、プロ野球オリックス時代から23年連続となる2桁盗塁を記録した。リッキー・ヘンダーソンのメジャー記録に並んだ。
ブレーブスから加入した右の長距離砲フランコーア外野手の影響で、先発機会の減少が懸念されていたが、久しぶりに本領を発揮した。8回の守備で右翼線の打球を後逸して二塁打にする場面はあったが、はつらつとした動きを見せた。
チームは延長10回のすえ、1−2でサヨナラ負け。3連敗となった。