トランプ米大統領が署名した大統領令が、日本人メジャーリーガーにも波紋を広げている。難民の受け入れを120日間凍結、イスラム圏7カ国からの一般市民を90日間入国禁止にするとしたことで、米メディアは、テキサス・レンジャーズ所属で父親がイラン人のダルビッシュ有投手(30)の周辺にも影響が出る恐れがあると報じた。
一般市民へのビザ発給が凍結されたのは、シリア、イラク、イラン、リビア、ソマリア、スーダン、イエメンの7カ国。
米ダラスのスポーツサイト「スポーツデー」は、ダルビッシュの父親、ファルサさんが、「日本の市民権を有しているもののイラン出身であることから、この春、息子の試合を見ることができないかもしれない」との懸念を報じた。
記事によると、「他国の発行するパスポートを持っていても、7カ国の出身者は入国禁止の対象になる」とされ、「ファルサさんが前回、いつ米国に入ったかははっきりしないが、ダルビッシュがメジャー入りした2012年以降、数回米国入りしている」という。
ダルビッシュは28日、父親の渡航予定については分からないし、コメントもないとした。