紳助引退で脚光!渡辺二郎は頼まれたら断らない性格

2011.09.02


渡辺二郎被告【拡大】

 かつてWBA、WBCの両王座を統一した日本プロボクシング史上に残る名王者も、その名前は近年、悪いニュースでしか聞かなくなった。

 タレント島田紳助の突然の引退で、暴力団との仲介役として浮上した渡辺二郎。現在、恐喝未遂事件で実刑判決を受け、上告中の被告でもある。

 過去にも殺人事件で使用された銃の売買に絡んで実刑判決を受け服役したこともあり、日本ボクシングコミッションは2007年、資格権利のはく奪を発表している。トレーナーやマネジャーなどライセンスの申請権を失い、公式行事への招待もされない業界からの永久追放だ。それまで付き合いのあった業界関係者も距離をとるようになり、試合会場でも見かけなくなっていた。

 「7年ぐらい前まで年1、2回ぐらい食事することがあった」という関西のジム会長は、「普通に話しているだけでは暴力団の影は感じなかった」と話す。

 「会話の内容はボクシングのことばかり。テレビで見た世界戦について技術解説したり、“興行も大変だろうから、困ったらチケットぐらいは買うよ”と言ってくれたのを覚えている」(同会長)

 渡辺被告をよく知る関係者は口々に“頼まれたら断らない性格”と評する。ある映画関係者も「条件の悪いスケジュールと出演料でも快く引き受けてくれた」と話していた。

 実は6年ほど前、元僧侶のタレント織田無道らが格闘技イベントを企画したとき、興行に不慣れな関係者を見かねて大阪興行の担当を引き受けたのも渡辺被告だった。

 「予定していた大物プロレスラーのランディ・サベージが出場できなくなってマッチメイクに困っていたところ、50過ぎの渡辺さんが“誰もいないなら俺が出ようか”と試合出場まで申し出てくれたんです」(同イベント関係者)

 結局、恐喝未遂事件の逮捕もあって興行は開催されなかったが、その義理堅い性格が任侠の世界や犯罪で活かされてしまったのだとしたら残念なことだ。

 一方、紳助にも同様の声を耳にした。「タレントの売り出しを相談されると、自分の番組に出していた。亀田兄弟や石井慧ら、バッシングの多い格闘家を登用したのもその流れ」とテレビディレクター。

 もしかすると、紳助のそうした気配りも、親交のあった渡辺被告の影響を受けたものだったのかもしれない。(ジャーナリスト・片岡亮)

 

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