アプローチショットが苦手!そんな人の“特効薬”とは

2011.11.17


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 アプローチショットが苦手だ! そんなゴルファーに特効薬をお渡ししましょう。アプローチショットが寄らない、それどころかボールをうまく打てないという重症の方ほど、大きな勘違いをしていると思われます。うまく打てないと、どうしてもヘッドアップのせいにしがちですよね。

 そう考える前に、まずは「ボールの立場」になってスイングを考えてみてください。自分がボールになった気持ちになり、インパクトエリアでクラブフェースがどう向かってきてくれたなら当たるかを想像するのです。

 ズバリ、フェースの面積が広ければ広いほど当たりやすい(写真〔1〕)。それが正解。インパクトが安定しないのは、クラブフェースの面積を狭くして 打っているのが原因です。

 このインパクトをスイングの観点から解説するなら、クラブヘッドを鋭角に振り上げ、振り下ろしているからです。おそらく、アイアンショットのイメージでダウンブローにヘッドを打ち込んでいる。あるいは、ボールをスイングですくい上げようとしていることがインパクトエリアでのフェース面積を狭くしている主原因なのです。

 賢明な読者の方なら、もうおわかりですね。インパクトエリアでフェース面積を狭めずにヘッドを走らせる。低く長く振り抜く。それがミート率を高めるカギなのです(同〔2〕)。

 このインパクトエリアでヘッドを低く長く振り抜くためには、ダウンスイングではなく、バックスイングでもヘッドを低く 長く振り上げなければ実現できません(同〔3〕)。

 具体的には、テークバックの際にアドレス時の右手グリップ位置を左手グリップが通過するようにする。それによってグリップエンドはアドレス位置の高さよりも低く移動し、結果クラブヘッドは低く長く引き上げられるようになるのです(同〔4〕、〔5〕)。

 これで準備完了。ダウンスイングでバックスイング時の軌道をなぞるように振り下ろしたなら、ヘッドはインパクトエリアでも低く長く振り抜けます。このスイングイメージをつかむために、両手グリップを離して握って素振りをしてみましょう。右ひじ位置を高くしたり後方に引いたりするのは厳禁(同〔6〕)。

 ヘッドは鋭角に振り上げられたり、軌道から外れるので注意してください。離して握った右手グリップ位置に左手グリップを通過させる。その際のヘッドの動きが今までとは違うと感じた人ほど、レッスンした「特効薬」スイングでアプローチショットが劇的に向上するはずです。

 ■取材協力・袖ヶ浦CC袖ヶ浦コース(千葉市緑区)

 ■石井 忍(いしい・しのぶ)1974年8月27日生まれ、千葉県出身。日大卒業後の98年にプロ転向。ツアー参戦後、2010年からツアープロコーチに専念し、専属コーチを務めた甲田良美を初優勝に導き、注目される。今季は全米オープンに出場した久保谷健一ほか、小山内護、竹村真琴、金田久美子と専属契約を結ぶなど、そのゴルフ理論はトッププロから評価されている。180センチ、70キロ。袖ヶ浦CC所属。

 

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