稀勢、肩の力が抜けたら…“横綱級” 鶴竜粉砕!V争い復活

2016.11.24

前日は白鵬、この日は鶴竜を破った稀勢の里。こんなに強いのに…
前日は白鵬、この日は鶴竜を破った稀勢の里。こんなに強いのに…【拡大】

 胸のうちは手に取るようにわかる。先場所、もっとも悔しい思いをしたのは稀勢の里(30)だったに違いない。綱取りに失敗したばかりか、初優勝も豪栄道(30)に先を越されてしまったのだから。

 大関以上で優勝経験のないのは稀勢の里だけ。千秋楽の支度部屋で「(2ケタ勝ち星を挙げて)良かったのはそこだけ。あとは何もいいとこない」と唇をかみしめていたのを思い出す。

 こんなつらい状態から抜け出すにはどうしたらいいか。先んずれば他人を制す。平成23年初場所千秋楽、2場所連続して2ケタ勝ち星をあげて大関取りが見えてきた稀勢の里は、こう言って自分を叱咤した。

 「さっそく明日からビデオを見直し、反省するところは反省する。(自分に)休んでいる暇はない」

 待望の大関に昇進したのはこの5場所後。場所前の秋巡業でもそうだった。他の力士がスロースタートする中で、初日からいきなり17番も汗を流し、ひとり気を吐いた。

 「稀勢の里はウズウズしていたから、つい(飛ばしてしまった)と話し、貴乃花巡業部長に、あまりやり過ぎるなとブレーキをかけられて苦笑いしていました」と秋巡業を取材した協会機関誌「相撲」の編集部では話している。

 この復活法は正解だった。前日の白鵬(31)に続いて、この日も全勝の鶴竜(31)を強烈な右からの小手投げで粉砕。自らにも優勝のチャンスを引き寄せて引き上げてくると、「出番前から自分の相撲を取ろうと思っていました。明日も横綱(日馬富士)。力を出し切ってやるだけです」と淡々と話した。いまや台風の目だ。やはりこの男が肩の力を抜けば怖い。 (大見信昭)

 

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。