《zak女の雄叫び お題は怖〜い話》ドン引きしないで! 筋金入り宝塚ファンの体験的“オタク”事情 (1/2ページ)

2014.08.20


 退団するタカラジェンヌの最後の楽屋出を見送るファンたち【拡大】

 「なんか、怖かったです…」。この夏、兵庫県宝塚市の宝塚大劇場に取材に出かけた後輩記者が、会社に戻って開口一番、こう言った。

 「たくさんの人がずらっと並んで、私語もしないんです。ちょっと不思議な光景でしたよ」

 この記者が何を見たのかというと、宝塚歌劇団雪組の千秋楽公演終了後、劇場周辺に「ガード」と呼ばれる列を作って楽屋から出てくるタカラジェンヌを待つファンクラブのようす。ひたすらじっと待ち、出てきたらリーダー役の合図で、「きゃ〜」などと叫ぶ。揃いの服を着た一団もいる。この光景は時折、テレビなどでも紹介されるが、初めて生で見て、「なんか怖い」と…。



 何を隠そう、この私、長らく「なんか怖い」ファンクラブの“構成員”だった。後輩記者の失礼な言葉には、おそらく間違いはない。だが、名誉のためにも言わせてもらうと、本人たちは幸せで後悔もなく、自負と誇りを持っている。宝塚ファン歴40年。その実態を、私感を交えて紹介すると−。

 ファンクラブと呼ばれる組織は、劇団非公認の私設だ。タカラジェンヌごとに自主的に設立され、運営スタッフたちも基本的にはファンの一人で、無報酬のボランティア。トップスターともなれば、数千人の会員を抱え、ボランティアの素人が鮮やかに取り仕切る。

 まず、ファンは、盛り上げるためにどんな作品であっても何度でもリピート観劇します▽そのためにチケット代金に対する金銭感覚はやや破壊しますが、生活は切り詰めます▽絶対に迷惑はかけず、スターに触ったり、勝手に写真を撮ったりもしません▽ときには拍手を入れるタイミングの練習までします▽ガード中は多少の雨なら傘もさしません▽楽屋待ち、お稽古待ちなど休日のほとんどを宝塚のために尽くします▽プライベートを犠牲にするため家庭崩壊するケースもみられます▽けれど、そんな自分を理解し応援してくれる家族には心底感謝しています−。

 

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