《zak女の雄叫び お題は怖〜い話》“3億円事件犯人”や“UFO目撃者”の対応に追われた日々 (1/2ページ)

2014.08.26


 犯罪史に名を残す「3億円事件」。「犯人」を名乗る男の正体とは…【拡大】

 世の中には“電波系”と呼ばれる方々がいます。その種の方に出会ったことがなければ、「お幸せですね」としか言いようがありませんが、仕事柄か接する機会が結構あります。記者自身、彼らに親近感を抱かせる「何か」を発しているのかもしれません…。当時はコワイ、とも思いましたが、今は妙に懐かしさも感じます。

 ■“3億円事件の犯人”

 全国紙や通信社、NHKの記者は20代のうちは地方支局に赴任し、記者のいろはを現場で学びます。記者も北関東の支局に4年半、赴任しました。その時代に出会ったのが“3億円事件の犯人”を自称する男性です。

 彼は支局に直接一人でやってきて、「自分は3億円事件の犯人です」と言い出しました。ええっ? 偽白バイが東芝府中工場へ年末ボーナスを運ぶ現金輸送車を止め、「爆弾が仕掛けられている」と偽って運転手らを“避難”させ、逃走した事件はあまりにも有名です。

 真犯人判明! なら刑事時効が成立していてもニュースですが、事件発生は1968年。私が支局にいた2000年前後ですと、犯人は50歳以上でなければ年代が合いません。しかし“犯人”はどう見ても当時、記者と大して年齢が変わらぬ、30歳前後にしか見えませんでした。色白でパーマっぽい頭髪は、どこかで見た白バイ警官姿の手配写真とも違う…。

 対応を任せた支局長も、即おかしいと感じたらしく、「この前の道を真っすぐ行くと県警本部ですよ」「3億円事件は東京の事件だから、警視庁に行ってもいいですね」などと諭しています。それに対し、「信じて頂けないのでしょうか」などと話す“犯人”。

 よく聞けばすでに地元県警に行ったものの、相手にされず弊社支局にやってきたとのこと。地方の県庁所在地では、県警本部と県庁、新聞社支局が徒歩圏内にあることが多いですが、彼はこの日、報道機関各社をハシゴして回っていたことも翌日、判明しました。

 その後、県警捜査員と話す中で、彼のように自分と全く関係ない大事件の犯人を自称する人は結構いて、そういう人が警察によくやってくることも分かりました。

 2011年12月31日、オウム真理教の平田信被告が警視庁に出頭したのに、警察は当初門前払いをしたと批判されました。批判は当然ですが、自称“犯人”がよく警察を来訪するため、慣れが生じていたのだろうとも推測されます。

 

注目情報(PR)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

毎日25分からのオンライン英会話。スカイプを使った1対1のレッスンが月5980円です。《体験無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。