《zak女の雄叫び お題は「備」》82歳の今も現役! 大阪の元女子プロ野球選手 高坂峰子さんの「青春」 (1/2ページ)

2016.05.12

先代マスターで、夫の故高坂光明さんが昭和26年に創業した「アラビヤコーヒー」の前で思い出を語る高坂峰子さん
先代マスターで、夫の故高坂光明さんが昭和26年に創業した「アラビヤコーヒー」の前で思い出を語る高坂峰子さん【拡大】

 大阪・ミナミの法善寺横丁近くにある昭和26(1951)年創業の喫茶店「アラビヤコーヒー」。使い込まれた木製カウンターやテーブル、椅子など趣のある昭和レトロな店内。「コーヒーといえばアラビヤ」と、60年以上にわたって地元商店街の店主や歌舞伎役者など、多くの人に愛されてきた。先代マスターの高坂光明さん=享年74=は平成11(99)年に亡くなったが、後を継いだ息子の明郎さんを中心として、くつろげる空間が広がっている。

 そんな名物喫茶店に、とてもチャーミングな女性がいる。今年8月で83歳になる高坂峰子さん。先代マスターの奥さんで、戦後混乱期の昭和25(50)年に発足し、たった2年で消滅した女子プロ野球の選手だった。

 かわいい孫の世話をするため、時折お店にも出ている。優しい笑みを浮かべながら孫をあやす高坂さんは「疲れないかって? そんなことないですよ」とさらりと返した。

 実は、まだ現役選手なのだ。平均年齢81歳という「大阪シルバーシスターズ」の現役選手。ピッチャーを任されていて、直球にときおりカーブを織り交ぜる。月3回の練習は欠かしたことがなく、シートノックでは三塁守備にもつくパワフルぶり。「やっぱり思いっきり振り回せる打撃練習が一番好きね」といたずらっぽく笑う姿はとてもチャーミングだ。

 昭和25年、高校2年のとき、大阪で最初に創設された球団「大阪ダイヤモンド」の入団テストを受けて合格。プロの世界に飛び込んだ。愛称は「ミミー」。契約金もなければ給料もなし。中国地方に遠征した際には興行主に入場料の収入を持ち逃げされたこともあったという。当時は興行的な面も大きく、ヘッドハンティングされて移籍した「スターズ」時代のユニホームはショートパンツ。しかも裾部分がフレアになっていたが「みんな平気でスライディングしてました」と、色気そっちのけで懸命にプレーしていた。

 

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