給与所得者には、毎月の給与を使い切る「月光族」、給与の余剰金を資産運用などで増やそうとする「理財族」、余裕があっても財テクに興味がない「忘財族」の3種類の人がいる。中国社会科学院金融研究所が発表した給与所得者の資産管理意識などに関する「中国人賃金報告」で、その使い道などが明らかになった。中国国営新華社通信が伝えた。
◆財テクよりも消費
月光族の消費は「稼いだ分だけ使う」という考え方。消費を重視し、基本的に給与は残らない。20〜35歳がほとんどだ。
月光族になる要因には2パターンがある。(1)所得が少なく生活費に余裕がない(2)所得は多いが将来に不安がないため、貯蓄などの必要性を感じず、使いたいだけ使う−といったものだ。
どちらにしても、月光族には(貯蓄も含めた)財テク意識が低い。報告によると、月光族の毎月の余剰金は10%程度で、それ以下の人もいる。その半分以上に資産運用計画がない。
報告では月光族を2種類に分類。1つは資産運用を行う資金がない人で、その82.11%は月給3000元(約4万8600円)以下、95%近くが5000元未満だ。もう1つは、経済的ストレスをあまり感じず資産運用に慣れていない人たちで、消費は自然と多くなる。
月光族の最大の出費は食費、衣類、生活用品の費用で、女性が約7割を占め、半分以上が経済成長の遅れた地域に集中。若者が多いことが特徴で、1980年代生まれと90年代生まれで70%を超え、工場・建設現場の労働者や(管理職や専門職でない)一般的な職業、学生が多い。



