日本銀行がマイナス金利政策を始めたことを受け、百貨店が扱う「積み立てサービス」に熱い視線が注がれている。現金を積み立てるとボーナスが上乗せされた金額で買い物ができる仕組みで、百貨店の中には、2月の入会者数が前年同期比で2倍近くに跳ね上がったところも。金融機関で預金の金利引き下げなどが相次ぐ中、年8%を超えることもある“利回りの高さ”が人気の秘密のようだ。
各百貨店の積み立てサービスは、会員組織「友の会」などでおなじみ。毎月一定額を半年〜1年間積み立てると、満期にボーナス金額が付いて戻ってくるのが一般的だ。
例えば、毎月1万円を12カ月積み立てると、1カ月分の1万円がボーナスとして加算され、合計13万円分を受け取ることができる。ボーナス分を金利に換算すると年8%を超えるものもあり、「高金利商品」として人気を呼び、各百貨店はいま入会者の増加に沸いている。
小田急百貨店ではレディスクラブの入会者数が急増しており、2月中旬には前年同期比の約2倍に。コースは6カ月(毎月積立額5000円)と12カ月(同5000〜3万円)から選べるが、積立額は高額の「3万円を指定する人が多い」(担当者)といい、その注目の高さがうかがえる。
東武百貨店ではクレソンサークルの12カ月コースが人気で、こちらも、2月中旬には入会者数が前年同期の約2倍を記録するという“躍進”を見せた。
大丸松坂屋ではJOY CLASSに関する問い合わせが殺到。新規入会も順調に伸びており、「3月のキャンペーンでさらに会員数は伸びる」(広報担当)と見込む。





