トルコ1部リーグのベシクタシュにレンタル移籍したMF香川真司(29)が、鮮烈なデビュー。今月3日、チーム合流3日目で迎えた試合に後半36分から登場すると、そのわずか16秒後に初ゴールを決めました。
香川はまずシザース(またぎフェイント)で相手を幻惑。リスペクトしてやまない元日本代表FWカズ(51)=J2横浜FC=の代名詞ともいえるプレーですが、メンタル面に余裕があり『楽しんでサッカーをしている』からこそできたこと。最近の香川には、それがなくなっていましたからね…。
そして相手DFの股間を抜く芸術的なシュートを決めました。
圧巻だったのは、その2分後に決めた直接FKの方です。その弾道は「縦回転」で、香川がFKであんな回転をつけたのを初めてみました。縦回転=ボールが落ちる。野球のフォークボールのような弾道で、GKの目前でストンと落ちました。GKが両手を広げ“降参”のポーズをしていたのが痛快でした。
これはね…相当練習をしてましたよ、香川は。ドイツ・ブンデスリーガのドルトムントで出場機会が激減。試合に出られなければ、もちろん試合勘は薄れますが、FKやドリブルなどをじっくり練習する余裕があったともいえる。香川はくさらず、いつか訪れるチャンスを信じて、縦回転を蹴る練習を繰り返していたはずです。