アンジャッシュの渡部建さんが豊洲市場で働いているという報道があった。
著名人スキャンダルというモノは、自由主義社会においては市井の潤滑剤のようなものである。
だが、それは熱愛、不貞、離婚、薬物、暴力、借金などの話である。墜落した著名人が、何か心の支えを見つけようとする行為を笑いものにするべきではない。
そんなことが堂々とスキャンダルになるというならば、日本は自由主義社会ではないということになってしまう。
だが、世の中は是正する力がある。その報道に対して、意地悪なコメントが多い「大手掲示板」では、彼を庇護(ひご)するコメントは少ないものの、犯罪でもない行為を「あざ笑う」報道に対して、やり過ぎだと苦言を呈しているものが数千件も書き込まれていた。
これは社会的なリンチであり、社会の鑑となるべきマスメディアがそんなことをしているかぎりは、イジメ問題やパワハラなどがなくなるはずがないと強く批判している方もいた。
世間が「ドン引き」するほどの逸脱感があったのであろう。報道側はその逆転感覚が分からなくなっているのか。
テレビ、新聞、雑誌、ラジオの広告費が落ち込んでいく中、インターネットの広告費だけが2桁成長していることも、既存マスメディアが空気感を見失っている結果かもしれない。
そこにコロナ禍の混乱がさらに症状を悪化させているのは間違いない。