クイーン・エリザベスは5月に英ポーツマスを出港。9月には神奈川県の米海軍横須賀基地に入る。その前に韓国・釜山に寄港する予定だったが、日程が変更されたという。
韓国国防部は25日、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、クイーン・エリザベスの釜山入港を取りやめたと発表した。ただ、英空母打撃軍と韓国海軍は30日から9月1日にかけ、韓国東側の日本海上で、人道支援や災害救助に関する合同訓練を実施するという。
米軍主催の共同訓練と、英空母の釜山入港を取りやめをどう見るか。
評論家で軍事ジャーナリストの潮匡人氏は、共同訓練について「これまで世界の覇権を握ってきた米国も、アフガン撤退では『失策』『凋落』が指摘されている。日本や英国と連携することで、その強固な関係を中国に見せつけた。自由主義陣営として、中国共産党政権に覇権を握られてはならないと、断固対峙(たいじ)する姿勢を鮮明にした」と指摘する。
そのうえで、韓国について続けた。
「韓国は、中国が最大の貿易相手国であり、これまでも、親分子分のような関係を続けてきた。文在寅(ムン・ジェイン)政権は中国側ににらまれるのを恐れて、新型コロナを口実として、あえて波風を立てないように振る舞ったのではないか。今後も自由主義陣営と中国との間で、中ぶらりんで居続けるだろう」