皆さん頭のキレがいいので見事な「技」を披露しているが、それがタレントやお笑い芸人さんの「本懐」なのかしらと、少しだけ寂しい気持ちになる。
今は亡き、有名な舞台俳優の先輩に言われた言葉がある。
「役者なんて者は×××なんだよ」
彼はマスメディアでは使うことができない古い「用語」で、役者の在り方を表現していた。
今の時代、彼の言ったことがすべて正しいとは思わない。だが役者が無駄に金を持つと、純真に芝居をする心を失うのは本当のことである。
■大鶴義丹(おおつる・ぎたん) 1968年4月24日生まれ、東京都出身。俳優、小説家、映画監督。88年、映画『首都高速トライアル』で俳優デビュー。90年には『スプラッシュ』で第14回すばる文学賞を受賞し小説家デビュー。YouTube公式チャンネル『大鶴義丹の他力本願』も更新中。
