虎のプリンス伝説 SHINJYOメモリアル

(20) 新庄氏の若手時代、ソリの合わない監督との化かし合い1/2ページ

自由を得た新庄の個人成績は伸びたがチームは沈み続けた=1997年5月
自由を得た新庄の個人成績は伸びたがチームは沈み続けた=1997年5月

日本ハムの〝BIGBOSS〟こと、新庄剛志新監督(49)がスターへの階段を駆け上がった阪神の若手時代。当時の番記者が「虎のプリンス」の事件簿を紐解きます。

1996年の阪神は2年連続の最下位に沈んだが、新庄は開幕から「1番・中堅」で活躍。4月には自己新の4試合連続本塁打を放ち、打率も3割台後半を維持するなど、ブレーク5年目で初めてロケットスタートに成功する。その原動力が前年オフの引退騒動で確執が表面化した、藤田平監督というから面白い。

1月にチームメートの結婚式に出席した際、同席していた藤田監督に騒動後初めて会談を持ち掛けられたという。指揮官から「俺もお前も口下手だからこれまで意思が伝わらなかったが、これからは俺に言いたいことは何でも言ってこい。右肘についても配慮するし、チームを引っ張っていってくれ」と要請され、一応の和解となった。

しかし、あれだけの騒動を起こしておきながら、簡単に手打ちに応じるとは思えない。新庄にどんな心境の変化があったのか。実は複数の球団スタッフから「藤田監督とお前と、どちらが長く阪神のユニホームを着るのかということ。それを考えると、嫌いだから適当に野球をやる…では自分が後々損するだけだ」と異口同音に指摘され、新庄も「確かに僕の方が長くユニホームを着る」と次第に〝その気〟になっていったという。

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