ラーム・エマニュエル駐日米大使(62)の存在感が、急速に高まっている。
岸田文雄首相は昨年10月4日午後の衆院本会議で、第100代首相に指名された。ジョー・バイデン米大統領は翌日午前、岸田首相に電話で祝意を伝えてきた。この20分間の電話会談を機に、両首脳の良好な関係がスタートした。
2回目の岸田・バイデン電話会談は1月21日夜で、80分に及んだ。しかし、初めての電話会談から92日もたってのことだった。
実は、政府は両首脳の本格会談を米側に要請していたが、内政重視のロン・クレイン大統領首席補佐官が難色を示し、実現しなかった。
そこで動いたのが、駐日大使着任前のエマニュエル氏である。同氏は1月4日(現地時間)、ホワイトハウスでバイデン氏と会い、早期の日米首脳会談を進言、件の電話会談が日の目をみたのだ。
第31代駐日米国大使のキャリアは以下の通り。
政策・政治担当大統領上級顧問(1993~98年のクリントン政権)、連邦下院議員(イリノイ州第5選挙区選出。2003~09年)、大統領首席補佐官(09~10年のオバマ政権)、シカゴ市長(11~19年)。

