巨人は21日の阪神戦(甲子園)に5―3と快勝。カード最終戦でようやく意地を見せたが、今季の伝統の一戦は6勝18敗1引き分けと「12」の負け越し。1週間前に目の前で胴上げを見せ付けられ、カード別の年間負け越し球団ワースト記録を更新して、独走Vを〝アシスト〟した責任は重い。悪化の一途をたどった重度の虎アレルギー。〝特効薬〟は「発掘と育成」の旗の下、ここ2年間は封印してきたフリーエージェント市場参戦にある。 (片岡将)
巨人打線は阪神先発の青柳に5回まで無得点も、6回2死一、二塁から丸の先制左前適時打と、その後の満塁の好機で代打・大城卓が満塁弾を放ってこの回一挙5得点。先発の赤星も8回無失点。9回に大勢が2本塁打を浴びて3失点したが何とか逃げ切り、対阪神戦では8月27日以来の白星をつかんだ。
約1カ月ぶりの阪神戦の勝利。これまで3度記録していたカード別での最多借金「11」を更新し、対阪神で「12」の借金。試合後の原辰徳監督(65)は「忘れてはいけない数字になりましたね。しかし、未来永劫、阪神戦というのはあるわけですから。そこはしっかり肝に銘じてつなげていくということは大事だと思いますね」と反省の弁を述べた。
来季の巻き返しに向けて打つ手はあるのか。圧倒的投手力の差を埋めるならば、即効性があるのは国内FA選手の獲得だが、巨人の球団幹部は「AとかBランクの選手にはいかないよ。せっかく育ってきている若手の蓋になる。どの選手も人的補償で持っていかれるのは避けたい」と明言。楽天・松井裕や日本ハム・加藤らFA戦線で最大の出物への獲得調査はきっぱり否定する。
