日米株価が再逆転する「世界インフレ時代」突入へ 原因は戦争と生産年齢の減少 「日本品質」や生産性が大きな武器に

バブル絶頂期の東京証券取引所

国際投資アナリスト大原浩氏が指摘

「世界は『大乱の時代』に入った」と主張するのは、国際投資アナリストの大原浩氏だ。1990年前後の日本のバブル崩壊、ベルリンの壁崩壊、旧ソ連崩壊以来、30年以上続いた「低インフレ(デフレ)・低金利(資金過剰)」時代が終焉(しゅうえん)し、今後30年間はインフレの時代が来ると指摘する。

「現在の(急激な)インフレは一時的現象だ」と「デフレ脳」から脱却できていない意見も見かけるが、明らかに世界は「インフレの時代」へと突入している。

その証拠は、昨年2月24日から続くロシアのウクライナ侵攻や、今年10月7日に始まったイスラエルとガザの戦闘だ。戦争は「軍事費」と「(生産設備などの)破壊による供給の縮小」の2つの側面で、大きなインフレ要因だ。この「地政学リスク」が台湾など他の地域に拡大することも現実味を帯びている。

それだけではない。日本の合計特殊出生率は「1・26」で、少子高齢化が進んでいるが、一人っ子政策を続けてきた中国は、同国メディアのデータによると「1・09」だ。韓国は「0・78」と深刻な状況だ。

世界的に見ても人口増加は頭打ち傾向であり、物やサービスを供給する「生産年齢人口」は減少に向かっているといえる。それに対して高齢者ら非生産年齢人口はそれほど減らない。

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