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「ミート・ショック」で牛丼値上がりか 大手チェーン三社三様の新たな戦略 (1/2ページ)

 輸入牛肉の価格高騰が続いている。「ミート・ショック」の影響は、北米産牛肉を使う牛丼チェーンにもおよび、松屋は主力商品「牛めし」について関東地方以外で実質値上げに踏み切った。競合する吉野家やすき家は、それぞれ新たな戦略を打ち出している。

 干魃(かんばつ)に見舞われたオーストラリア産牛肉の供給が減り、米国産に需要が集まったことなどを背景に、今年春から輸入牛肉の仕入れ値が大幅に上昇した。

 独立行政法人農畜産業行政機構によると、8月の部分肉卸売価格は冷凍の牛タンやバラ肉が前年比で約1・8倍まで上昇。そのほかの部位でも冷蔵品と冷凍品ともに前年を上回る価格で推移している。東京の輸入牛肉の小売価格も5月以降、前年比を上回る状況が続く。

 消費ジャーナリストの松崎のり子氏は「コロナ禍から脱却したとする欧米や中国などで需要が急激に増えている一方、コンテナ輸送では働き手が少なく運賃が高いという背景から牛肉などの輸入品の高騰が目立っている」と解説する。

 大手牛丼チェーンの松屋は、9月末から関東以外で並盛り320円(沖縄県は290円)で販売されていた主力商品「牛めし」の価格を380円に実質値上げした。

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