NYで渡辺謙の『王様と私』を観た 目の肥えた観客から大歓声 (1/2ページ)

2015.04.22


ブロードウェーの人気女優ケリー・オハラを相手に、堂々と「王様と私」を演じた渡辺謙(AP)【拡大】

 降り立った米ニューヨーク・ケネディ空港は、世界中の人種が行き交う大スクランブル。この地で基盤を築き、ましてや表現の世界で喝采を浴びるのは至難の業だろうと感じながらブロードウェーに向かった。

 リンカーンセンター内にあるヴィヴィアン・ボーモントシアターで渡辺謙主演ミュージカル『王様と私』のプレビュー公演を見た。

 約1000の客席は満杯。ミュージカルを楽しむ家族や着飾ったカップルで大盛況である。

 オーヴァチュア(序曲)は、アジアンテイストな緞帳がライティングで色鮮やかに変わり、舞台の奥行きを感じさせる。白く漂う波間から客船がせり出してくる…。

 既に舞台は始まっているかのような演出は、パートレット・シャー氏。彼はトニー賞受賞経験があり、『ホフマン物語』『セビリアの理髪師』などメトロポリタン歌劇場のオペラや、ミュージカル『南太平洋』『マディソン群の橋』で大成功を収めている。

 そのシャー氏がニューヨーク・タイムズ紙のインタビューで、渡辺に白羽の矢を立てた経緯をこう語っている。

 「『硫黄島からの手紙』(2006年)で威厳にあふれる一方で抑制の利いた演技に感銘。あのときから王様は渡辺と決めていた」

 その後、シャー氏がカナダで映画『GODZILLA ゴジラ』を撮影していた渡辺を訪ね、「ベストダンサーもベストシンガーもいらない。根っから王様が演じられる役者がほしい」と直談判。出演作品は「自分の心の針が振れるかどうかで素直に選ぶ」と言う渡辺が快諾した。

 欧米では、プレビュー公演での観客の反応を元に本公演に向けて演出の細部調整を行い、本公演初日を迎える。

 

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