数軒の居酒屋を営んでいた同世代の友人から、新たに「ゴースト・レストラン」を始めたから食べてみてよといわれた。また今、現在営業している居酒屋も順次、その営業形態に変えていくと。都心エリアを中心として「ゴースト・レストラン」が流行(はや)っていて、夜中でも注文が途切れないような店もたくさんあるという。
実は、私はその時まで「ゴースト・レストラン」という言葉を知らず、そのキーワードを聞いたとき、お化けや妖怪などのコスプレをした店員さんが接客をするような、かつて流行ったアミューズメント的なレストランだと思った。
「何でこの寒い時期にオバケが流行っているのだろう…」
今さらながら、どうしてそんなレストランを展開するのかと尋ねた。彼は私の無知と勘違いに気がつき、大笑いした。
ゴーストという言葉はオバケではなく、コロナ禍によりニューヨークからはじまったスタイルで、店舗を持たないデリバリー専門の飲食店を表す新しい総称だというではないか。
テイクアウトを行うケースもあるが、基本的には、すべてオンラインでデリバリー業者に委託し、顧客と直接に関わることは一切ないという。
また「ゴーストキッチン」や「クラウドキッチン」とも呼ばれる。