対日依存脱却、韓国“大失敗”か 日本の「輸出管理強化」から2年、自画自賛で舞い上がるも…先にあるのは「地獄の入り口」 (1/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

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対日依存脱却、韓国“大失敗”か 日本の「輸出管理強化」から2年、自画自賛で舞い上がるも…先にあるのは「地獄の入り口」 (1/2ページ)

 日本政府が、韓国向け半導体素材の「輸出管理強化」に踏み切って、1日で2年が過ぎた。日本としては、大量破壊兵器に転用可能な戦略物資について、韓国側の輸出管理に疑わしい事案が続出したため、同盟国・米国にも伝達して「安全保障上の運用見直し」をしただけだ。ところが、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権は「日本の経済報復だ」と逆ギレし、「韓国の対日依存度が低くなった」などと主張しているが、本当なのか? 韓国政府は、東京五輪に合わせて文大統領が訪日する意向を伝えてきたという。ジャーナリストの室谷克実氏が分析した。

 日本政府が、韓国に対する「輸出管理の強化」(=いわゆる『ホワイト国』外し)に踏み切ってから2年。韓国はこの間、対日依存度の低下を目指す「脱日本」の産業政策を推進してきた。

 しかし、その成果は、対日貿易赤字が再び増加していることだけを見ても、「芳しいもの」とは到底言えない。

 ところが、文大統領は「日本の奇襲攻撃式輸出規制(=『ホワイト国』外しのこと)は、むしろ自立度を高める契機になった」「誰も揺るがすことのできない国に向かって前進した」などと自画自賛して舞い上がっている。彼の脳内にインプットされているのは、どういう情報なのだろうか。

 日本が実施した「『ホワイト国』外し」と、韓国側が取った対抗措置を合わせて、韓国では「韓日貿易戦争」と呼ぶ。何事も戦争にたとえることが好きな国民なのだ。だから、韓国のマスコミには「円安空襲」「電撃戦」といった用語が頻繁に出てくる。

 一国の元首が公式の席で「日本の奇襲攻撃式」などという刺激の強い言葉を使うのも、軍事用語が大好きな「悪罵の大国」の故だ。

 大統領発言を受けて、韓国のマスコミが「戦勝祝賀報道」で沸き上がる前のことだ。事実上の国営通信社である聯合ニュースが「日本の輸出規制から2年 中核品目の供給網安定化で進展」という見出しの長文の記事を配信した(21年6月27日)。

 見出しからは想像もできないファクトが多々記されている。以下、記事を要約抜粋する。

 ▽EUV用フォトレジストの21年1~5月の対日依存度は85・2%、20年同期は88・6%、19年同期は91・9%。ただし、今年1~5月のベルギーからの輸入が占める割合は9・8%、前年同期は5・8%(筆者注=日本企業のベルギー法人からの迂回輸入分を『対日依存』に加えたら、脱日本はまったく進展していない)。

 ▽フッ化ポリイミドの21年1~5月の対日依存度は93・6%、前年同期は93・9%。年間では19年の93・0%から昨年は93・8%にやや上昇した。

 ▽高純度のフッ化水素の21年1~5月の対日依存度は13・0%、前年同期は12・3%、19年同期は43・9%(筆者注=20年に大きく下がったのは、やや質が劣るフッ化水素の国産化ができたため)。

 ただし、以上は数量ベースであり、聨合の記事は「輸入額ではフォトレジストが6・0%、フッ化ポリイミドが10・6%、フッ化水素が15・3%それぞれ増加」と続く。

 韓国政府は、「脱日本推進」のため、19年から毎年1兆ウォン(約981億円)の補助金を支出している。補助金を受けるメーカーは何倍もの資金を注ぎ込む。

 その成果について、聯合の記事には「1年半で売り上げ2151億ウォン(約211億円)、雇用385人の効果が発生」とある。あぁ、涙がちょちょ切れる「偉大な成果」だ。

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