東芝、2月末に「Xデー」 解体、身売り含む大規模再編が不可避に

2017.01.12

東芝本社が入るビル近くに掲げられたマーク=7日、東京都港区
東芝本社が入るビル近くに掲げられたマーク=7日、東京都港区【拡大】

 米原発事業で多額の損失を計上する見通しとなった東芝は、取引銀行を集めた会合を東京都内の本社で開き、融資の継続を要請した。三井住友銀行とみずほ銀行、三井住友信託銀行の主力3銀行は支援する意向を表明したが、約束を取り付けたのは2月末まで。身売りを含む大規模再編が不可避となっている。

 東芝は買収した米原発建設会社の資産価値が想定を大幅に下回る見通しとなり、2016年4〜12月期に最大数千億円の損失を計上する可能性がある。2月までに損失額を公表する予定だ。

 会合には約100社が参加した。会場では当面の資金繰りに関する質問などが出され、東芝側は「半導体事業が好調なことなどから、17年9月末までは問題ない」と回答したという。

 東芝は昨年末には格付投資情報センター(R&I)や米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)から相次いで格付けを引き下げられた。

 銀行からの借り入れを続けるのが難しくなると判断した東芝は、会合で2月末まで融資残高を維持するよう求めた。その後については改めて協議するとみられる。東芝は16年9月末時点で銀行などから約9000億円の借り入れがある。

 損失の規模によっては負債が資産を上回る債務超過に陥る恐れもあり、今後、資本増強など追加支援を要請する可能性がある。その場合、主要事業や子会社の売却など抜本的なリストラを求める声が強まるのは必至だ。原発事業やインフラ関連をめぐっては日立製作所や三菱重工業との統合も視野に入るほか、NECとの再編観測もある。

 
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