日本ハムが10日まで第1次キャンプを張っていた米アリゾナ州ピオリアは、選手たちが開幕に向けて調整するには最高の舞台だ。
2月の平均気温は21度前後。エルニーニョの影響で大雨や寒波に襲われる年があるが、砂漠気候で雨は少なく、空を見上げて明日の天気を心配する必要がない。右足首のケガでWBC出場を辞退した“二刀流”大谷が別メニューで調整しているが、復調するには打ってつけの環境といえる。
報道陣にもオイシイ土地だ。球場施設のピオリア・スポーツコンプレックスは米パドレス、マリナーズのキャンプ地でもあり、この時期は大リーガーたちが自主トレする姿を拝見できる。また、周囲が砂漠だけに施設内にサソリ、空にはUFOが出現したりする。そのため各キャンプ地からプレー中心の話題が集まる中、“変化球”気味の話題をデスクへアピールできるのだ。
筆者も1998年、ロッテのピオリアキャンプで“魔球”に遭遇。その主役は、当時は外野手で左の代打の切り札として活躍、現在は1軍野手総合兼打撃コーチの山下徳人氏(51)だった。
ある日の練習後、山下氏と目が合った。その表情に何か話したくてムズムズしている雰囲気を感じた。「実は昨晩、幽霊に遭ったんですよ」と明かしてくれた。