整備新幹線の在り方について政府は2023年の「骨太方針」に「今後の方向性について調査検討を行う」などと明記した。基本計画路線を抱える自治体はこれを前向きなシグナルと捉える。
一方、国土交通省は「各整備計画路線の整備にめどを立てることが最優先」が基本スタンスだ。整備新幹線に充てる予算(国費)は毎年ほぼ同じで24年度は約800億円。北海道新幹線で手いっぱいであり、新規路線は難しいとする。
国が進める1万4000キロの高速道路網はほぼ完成しつつある。未整備の新幹線網については、国の基本方向がなく、自治体側は先が見えないため「夢」として建設を要望するしかない。人口減少、地域の活性化などの要素を勘案し、やめるのかも含め国全体で真剣に議論すべきである。