来年3月の韓国大統領選挙に向けた与党の予備選挙は、李在明(イ・ジェミョン)京畿道(キョンギド)知事が「とりあえず」の勝者となった。しかし、このままスンナリと李知事が与党公認候補として3月の選挙戦に立てるかは、まだ分からない。
新都市開発にまつわる特大スキャンダルがあるからだ。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領の意向次第で、「韓国版ゲシュタポ」と言われる高位公職者犯罪捜査処(公捜処)が動く。公捜処が李知事を立件したら、与党の党則が想定していない事態に陥る。与党陣営大混乱の中から、文大統領の腹心であり予備選2位の李洛淵(イ・ナギョン)前党代表が浮上する可能性もある。
韓国与党の党則では、予備選挙での累積得票率が過半数を制した候補が出た場合は、即「大統領選候補者」として、1、2位の決選投票を行わないことになっている。
李知事の累積得票率は50・29%。わずかとはいえ過半数に達した。これに対して、李前党代表の陣営が猛然と異議を唱えている。
予備選の過程で、ギブアップ辞退した候補者の得票を「無効票」とすれば50・29%だが、有効票として計算すれば49・32%で過半数に達していない。だから、1、2位の決選投票を実施しなければならないとの主張だ。