人類で初めて火星に降り立つという壮大な冒険の実現に向けて、二酸化炭素の研究に取り組む若き化学者がいる。宇宙事業を手掛けている世界的実業家、イーロン・マスク氏よりも先に火星に…というもくろみだ。
「アメリカやロシアじゃなく、日本人が一番初めに火星に行くんだと。遅くても2045年の僕の誕生日までには、火星に降り立っている予定です」
目指したきっかけは 『宇宙への秘密の鍵』
空想や夢物語として話しているのではない。「僕にとって火星は夢ではなく『未来の歴史』。現実と齟齬(そご)が起きないよう、今の自分に求められていることを洗い出しています」と目を輝かせる。
「宇宙開拓に向けて人間の寿命を伸ばす研究をやっているので、臨床検査技師の国家資格を目指していて、夜間に医学系の学校に通っています」
小学4年でスティーブン・ホーキング博士の著書『宇宙への秘密の鍵』を読んだのが、火星を目指すきっかけとなった。
「子供向けの宇宙冒険小説で、火星の話に魅了されて何度も読みました」
子供のころから好奇心旺盛で、謎の解明に心をときめかせていたという。
