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日本の管轄海域である沖縄県・尖閣諸島周辺海域には、頻繁に中国の警備船が侵入している。同諸島・魚釣島などを国有地化(2012年9月)して以降、日本領海に侵入した事案は、15年3月末現在で113件、延べ361隻に上る。
また、中国漁船も数多く出没している。14年に尖閣周辺海域で、海上保安庁から退去警告を受けた中国漁船は208隻になる。さらに近年、中国の海洋調査船が頻繁に侵入し、海洋調査を行っているのである。
国際法上、日本の排他的経済水域において、中国が無断で海洋調査活動を行うことはできない。だが、日中間には01年に結ばれた海洋調査に関する取り決めがあり、中国が日本の海域で調査を行うときは、2カ月前までに調査海域や方法を通報することになっている。
ところが、中国の海洋調査船は事前通報をせず、また、通報していない海域の調査をするなどの行為を繰り返しているのだ。昨年、未通報などの協定違反をした中国の海洋調査船は20隻を超えている。
海上保安庁の制止を無視し、ワイヤやロープに結んだ筒状のものを海中に下して、海洋データの取得を行っているのである。海流や海底地形を調査し、潜水艦に必要な海洋データを得ることが目的だろう。久米島沖の海底熱水鉱床が存在する海域にも出没していることから、日本の海底資源の状況を調査している可能性も高い。
中国の公船が接近する、宮古島や石垣島などの沖縄県・先島諸島に暮らす約10万の人々は、中国船の動きに不安を感じている。




