日本の伝統とロックのコラボ 世界が絶賛「和楽器バンド」 (1/2ページ)

2015.04.29


世界で大人気の和楽器バンド。左から亜沙(ベース)、神永大輔(尺八)、鈴華ゆう子(ボーカル)、町屋(ギター)、蜷川べに(三味線)【拡大】

 日本の古典楽器とロックをコラボさせた和楽器バンドが歌う『千本桜』のミュージックビデオが各国で評判を呼んでいる。動画サイト、YouTubeの再生が1800万回を超え、30カ国以上の言語で約5000件もの評価コメントが寄せられている。

 「日本版フォークメタル」(スペイン)、「日本の伝統的な楽器に夢中。これはクールすぎる」(カナダ)。

 彼らは和太鼓、箏、尺八、津軽三味線という日本古来の和楽器とベース、ギター、ドラムを融合させた8人組の和奏ロックバンド。

 『千本桜』は2011年に黒うさPが作詞・作曲・編曲を手がけ、音声合成ソフト「初音ミク」を使ってネット上で公開した。好きなボカロ曲(「ボーカロイド」と呼ばれるアプリで作った曲)ランキングで1位を獲得した。そのため「オリジナル版よりもいい!」(ブラジル)、「この楽器でミクのボーカルを聞いてみたい」(ロシア)という書き込みも。

 昨年4月発売のデビューアルバム『ボカロ三昧』はオリコン初登場2位で22週連続TOP100入りし、今も売れ続けている。

 ひと昔前の日本の音楽業界は、欧米至上主義で和テイストや古いものを軽視する風潮があったが、今や若い世代の伝統芸能回帰がめざましい。例えば盆踊りも夏や秋だけでなく年中開催され、世代の垣根を越えて踊り好きが集い、盆踊ラーなる言葉までできている。

 和だから、伝統だからこうあるべきだという定義は、新しい世代にはなじまないのだ。洋楽を聴かずJ−POPで育った彼らには、“古い”はまさに“新しい”。

 楽器も和楽器、洋楽器というジャンルではなく、「楽器」というくくりで何を組み合せれば面白い音楽を作れるのかという尺度が基準。和楽器バンドは異業種交流が当たり前のように行われる時代にふさわしいコラボとみる。

 

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